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貧しき者に手を伸べ、力なき者を守れ。希望を失いし者を見かけたら、希望の灯りで照らすべし。それが貴君の務めである。
- Drumden Ironlance、冒険者

名誉と勇気を体現するパラディンは、武芸の達人であり、神聖魔法の使い手である。

パラディンの魔法は能力強化や攻撃だけでなく、守備と回復といった分野もカバーしており、戦いを生き伸びるのに欠かせない。

パラディンの最重要能力値は筋力である。パラディンのパワーの最大値、そしてパラディンが敵に与えるダメージは、この能力値に左右される。

概要[]

Paladin
  • 略称: PAL
  • タイプ: クルセイダー(ファイター)
  • 属性: 善
  • 主要能力: 筋力、英知
  • アーマー: プレート
  • 武器: 拳・遠隔武器・二刀流武器以外のすべて
  • 盾: すべて
  • 主な呪文属性:神聖

トレーナー[]

特徴[]

“パラディンは、善と正義に身を捧げている気高い戦士だ。勇猛果敢なこの「真理の守護者」は、頑丈な鎧に身を固め、高潔と名誉と美徳を守るために戦い続ける。”

ウォーリアーと同じく最も頑丈なプレートアーマーをその身に纏い、神聖属性の呪文とアーツを使いこなす魔法戦士がパラディンである。攻撃的で邪悪な呪文で敵を死に至らしめるシャドウナイトとは反対に、パラディンは防御的で神聖な呪文を駆使して仲間の傷を癒し、神の加護による力で敵を裁く。
パラディンは攻撃と防御、両方の呪文とアーツを使いこなす。が、覚える種類としては回復呪文や補助呪文の方が多いので、結果としてパラディンは防御主体で戦っていくクルセイダーと言える。多彩な回復呪文と頑丈なプレートアーマーでこちらのダメージを最小限に抑えつつ、相手のHPを着実に減らしていくのがパラディン最大の特徴である。

攻撃[]

パラディンはシャドウナイトと比較すると、冒険レベルアップに伴って覚える攻撃呪文と攻撃アーツは少なく、威力も控えめである。よって、パラディンはファイターの中でもDPSが低い位置にあると言わざるを得ない。ソロにおいて、序盤の頃は火力不足に頭を抱える事も少なくないだろう。
しかし、ファイターはレベル20に到達するとレックレスという攻撃スタンスを覚える。これを利用して攻撃呪文とアーツを多用すれば、従来とは比べ物にならないほどのダメージソースを生み出す事が出来るだろう。もちろん、レックレスを使用するデメリットとして相手の攻撃を回避し辛くなり、手痛いダメージを負いながらの戦闘になるのだが、そこはやはりパラディン、持ち前の回復呪文で持続的に治癒を行う事により、ローリスクハイリターンの戦いが出来るようになるのだ。レックレスを一番上手く活用できるファイターは、パラディンかもしれない。
また、基本的にDPSの低いパラディンだが、AAスキルの取得次第で特性は少し異なってくる。攻撃的なスタイルになるようAAスキルを取得していく事で、DPSの低さをある程度カバーする事が出来るのだ。その道を極めていけば、魔法職にも劣らない呪文とアーツで敵をなぎ倒し、頑丈なプレートアーマーと得意の回復呪文でその身を守るというスタイルも可能となるだろう。
攻撃面で特徴的なのは、パラディンにはスタン系のアーツや相手の詠唱を中断させる呪文が豊富である事が挙げられる。威力こそ低いものの、相手の行動を制限できるスキルは、EQ2の世界ではかなり有用な攻撃手段である事を意味する。また、神聖属性の呪文とアーツを使用するため、ゾンビやスケルトン等のアンデッドモンスターに対して大きなダメージを与える事が出来る。

防御[]

パラディンは全職の中でも随一の耐久力を持っている。ここでの耐久力とは、ただ着ている鎧の防御力が高いという意味だけに留まらない。パラディンの最も得意とする回復呪文や補助呪文を駆使する事で、同じプレートアーマーを着た他職のファイター達より突出した耐久力を獲得出来るのである。
パラディンの回復呪文や補助呪文は実に豊富である。単純にHPを回復する呪文から、ウォードというダメージを吸収するバリアを作り出す呪文や盾を使って一定時間すべてのダメージをカットしてしまう呪文、死んでしまった味方を復活させる呪文まで、その種類は様々だ。回復、補助を専門とする本職のプリーストには及ばないが、ソロで同レベルのモンスターと戦う分には、申し分の無い力を発揮してくれるだろう。
ハームタッチという一撃必殺の呪文を覚えるシャドウナイトに対して、パラディンはレイオンハンドという奥義呪文を覚える事が出来る。相手のHPを一瞬にして削りきるハームタッチとは逆に、レイオンハンドは自分や味方のHPを一瞬にしてほぼ全回復させる事が出来るのだ。しかし、クールタイムが少々長いので使い所に気をつけよう。
また、パラディンはデバフを治すキュア呪文も覚える。高レベルのボスモンスターには、パーティーが壊滅してしまう程のAEデバフをかけてくる敵が多いので、パラディンのキュアによって紙一重で越えられる死線はきっと多いだろう。

ソロとグループ[]

パラディンは基本的に、ソロでもグループでも無難に戦っていける職であると言える。 ソロの場合、殲滅速度に難こそあれど、回復呪文を駆使して他職よりはるかに安定した戦いが出来るだろう。しかも、先述したように、スキルの使い方次第では魔法職のように敵を次々となぎ倒していく事も不可能ではない。ただ、パラディンはAEスキルが豊富ではないので、一対多数の戦闘は基本的に向かない事には留意して欲しい。一対一に持ち込み、こちらのダメージを治癒しつつ、確実に敵のHPを削り取って倒していくのが基本スタイルとなる。また、その耐久力の高さから、自分よりレベルが上のモンスターとも渡り合えたり、一人でボスを撃退したりする事も出来る。安定性という意味において、パラディンのソロは全職中随一と言えるだろう。
グループの場合、グループメンバーの構成によってパラディンの役割は異なってくる。純粋にその耐久力と豊富なタウント呪文を生かしてメインタンクをしても良し、サブタンクとしてメインタンクの補佐役をする事も出来る。また、回復呪文を駆使する事でサブヒーラーとしての役割も担える。特に、蘇生やキュアの呪文を覚えてるパラディンは、激戦で回復に忙しいプリースト達の穴をしっかりと埋める働きが出来るだろう。メインタンクやヒーラーに不足が無ければ、レックレスを使ってアタッカー兼サブヒーラーという型破りなスタイルも可能だ。グループにおいて、パラディンのスタイルの幅は意外と広い。

まとめ[]

極端な話、パラディンという職それ一つでグループパーティーにとって最低限必要な要素を全て持っていると言っても過言では無い。攻撃、防御、回復。パラディンという職はこの3つの要素を十分に取り込めているのである。まるでRPGの勇者のようなポジション。これが、パラディンの最大の強みである。
しかし、万能職としての特性を持つパラディンにとって、弱点が無いわけではない。万能とは見方を変えると器用貧乏とも取れる。これがパラディンの弱点となる。パラディンは確かに攻撃、防御、回復の三本柱を立てているが、そのどれもが他職より突出しているわけではない。それぞれの分野にはそれぞれのエキスパートを務める職があり、パラディンはそれらの専門職に得意分野では勝てないのだ。つまり、パラディンだけではどうしても補えない部分があり、そこを補わない限り倒せないモンスターが存在するという事である。選択肢の多さを最大限に活用して、臨機応変に戦っていく事で初めて他職と差をつけられる職業となるのだ。
剣で敵を倒し、盾で攻撃を防ぎ、呪文で仲間の傷を癒す万能職パラディン。
勇者気分を味わってみたい人に是非オススメする職業の一つになるであろう。

アップデート履歴[]

GU32

  • オートアタックの攻撃力が他のファイターと同じ水準になった


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