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声とリュートを使い、ドラムと歌を持ってして、
我が仲間を強めよう
- アントニカ吟遊詩人の賛美歌

トルバドールは、勇気とヒロイズムを鼓舞する歌で仲間を守り、霊感を呼び起こすクラスである。

彼らの音楽には魔法の力が宿っており、これを聴いた仲間は能力が高まる。

トルバドールの歌は、とりわけ呪文使いクラスにおける人気が高い。

トルバドールの最重要能力値は敏捷性である。トルバドールのパワーの最大値、そして\52が敵に与えるダメージは、この能力値に左右される。

概要[]

Troubador
  • 略称: TRB、トルバ
  • タイプ: バード(スカウト)
  • 属性: 中立
  • 主要能力: 敏捷性、知性
  • アーマー: チェイン
  • 武器: 打撃武器を除く片手武器・二刀流武器のすべて
  • 遠隔: すべて
  • 盾: ラウンドシールド
  • 主な呪文属性: 精神

トレーナー[]

特徴[]

“トルバドールは楽器をかなでて仲間を励まし、力と勇気を呼び起こす。その勝利の歌には絶大な効果があり、仲間を奮い立たせて底知れぬダンジョンへ導くことさえやってのける。”

トルバドールは、グループメンバーの戦力を底上げするのを得意としておりバッファーの代表格と言われる。なぜトルバドールが優れたバッファーと呼ばれるかと言うと、たくさんのグループバフの中から状況に応じて最適なバフを選ぶという、他クラスにはない柔軟性があるためである。よって、状況に応じたバフを切り替えるカンを養うことがトルバドールの第一歩となる。なお同じバードのダージに比べればキャスターを強化するバフが多いが、メレーを強化しないわけではない。

またデバフも得意。デバフの多くは対象がエンカウンターなので、複数の相手のほうが得意だ。 本人の戦闘力はまずまずといったところ。アーツは優秀なのだが数が少なめ、オートアタックはローグ並みだが毒が使えないので、バード系以外のスカウトと比べてダメージ出力が相対的に小さい。防御面は一応チェインだが、スカウトの中ではHPが少なく脆い。

早い段階で短時間のチャームが使えるようになる。効果時間はレベル20の8秒からスタートして、アップグレードごとに2秒ずつ延び、レベル62のもので14秒となる。あくまで短時間なためあまり役に立つわけではないが、使いこなすとなかなか面白い。

レベル50になると効果時間の長い眠り呪文を覚え、専業クラウドコントローラーの仲間入りをする。周囲からもメザーとして期待されることになる。

いわゆる「早足ソング」と言われる呪文を持っており、最も早いものを覚えると普段から38%、ジャーニーマンブーツは効果が重複し、同時に使うと48%の移動速度上昇になる。早足は乗り物と違って屋内・屋外を問わない。

能力値[]

トルバドールの主要能力値は2能力値制で敏捷性と知性だが、実は筋力も重要なのである。

筋力を伸ばすとオートアタックとコンバットアーツの破壊力が上がり、知性を伸ばすと呪文の破壊力が上がるが、トルバドールの攻撃手段はアーツと呪文の両方に散らばっている。最強の攻撃力を持つシュリル系、使いやすいパワー吸収DD、エンカウンターDDは呪文扱いだが、2段攻撃、パワー低下攻撃、背面攻撃、ステルス攻撃、弓2段攻撃はどれもコンバットアーツ扱い。筋力は主要能力ではなくパワーに影響しないが、軽視できない。どこを重視するか悩むところだ。 生産品の「メロディック」系装備は、筋力、敏捷力、知性がバランスよくついているので、とりあえず他に当てがなければこれを着ておけばよいだろう。

攻撃[]

アーツのダメージは大きく、詠唱も早いので、アーツだけ見たDPSは小さくない。特にシュリル系。トルバドールの生命線といえるぐらい優秀である。しかし数が少なく、主だったものを全部撃つと、何も撃てない空白の時間ができるぐらいである。オートアタックはローグ並みだが毒がないのでやはり迫力に欠ける。よって、ダメージ出力を上げたいなら、オートアタックはおまけぐらいに考えて、威力の高いアーツをできるだけ途切れることなく、再使用可能になった直後に使うよう意識しよう。以上から、武器はダメージレートよりProcの性能を重視したほうがよいかも知れない。

あまり意識しない人もいるだろうが弓はちゃんと用意しておこう。モノは何でもいい。矢はブリキで十分。弓アーツを使うのが目的なので、弓や矢の材質はダメージに影響しないからだ。弓は追加される能力値やProcで選ぼう。他の職では射程が短くて使いにくい生産品の短弓も、敏捷性が上がるし、射程が欲しい場合は呪文を使えばいいのでお勧め。弓2段攻撃アーツは初手として使えばそれなりにダメージを与える。アーツによって矢を消費することはないのだが、矢がゼロのときはアーツが使えないようになっているので、数だけは用意しておこう。

防御[]

結論から言うと、あまり敵と殴り合ってはいけない。HPの少ないトルバドールは防御に回ると脆い。ただし逃げる手段については多いので生存能力はある。ヘイトを下げる手段はスカウト共通アーツの1つだけだが、そもそもタンク以上にヘイトを取るのが難しい職なので気にしなくてよい。

バフ[]

トルバドールは、グループバフだけでも集中力の上限である5よりも多いため、バフの取捨選択をしなければならない珍しいクラスである。 代表的なのは、パワーの自然回復量を引き上げるバフである。エンチャンター2職の使う呪文と同程度の回復量を持ち、さらにそれと重なる。 それを含めてリスト化するとこうなる。

  • パワーの自然回復量上昇(非戦闘中・戦闘中とも)
  • HPの自然回復量上昇(非戦闘中・戦闘中とも)
  • 筋力・スタミナ上昇
  • ヘイスト
  • 防御スキル上昇
  • 呪文スキル上昇(アグレッション含む)
  • 呪文に追加ダメージ発生
  • 神聖、精神、魔法耐性大幅上昇
  • 火炎、冷気耐性大幅上昇
  • ヘイト獲得量が減少(ファイター以外)
  • 攻撃を受けたら10%の確率で呪文を100%吸収するウォードが発生、10秒持続する
  • 自己バフ。自分の知力と敏捷力を上昇+ダメージシールド+耐性上昇

グループを組む場合、普通は「パワー」「筋力・スタミナ」「ヘイスト」「防御スキル」を使っておき、あと1つは状況に応じて使うという感じではないだろうか。MTが複数キープが苦手であったり、ヘイトを取りやすい仲間がいるときは「ヘイト獲得量減少」、敵が格上なら、呪文やタウントがレジストされにくいように「呪文スキル」、格下なら、ダメージ量底上げのために「追加ダメージ」、火炎や冷気を使う敵ばかりと分かっているなら「火炎、冷気耐性」といった具合だ。他にも、アタッカーがメイジ系ばかりという状況であれば「ヘイスト」より「呪文スキル」か「追加ダメージ」のほうがよいだろうし、ヒーラーなしの少人数グループなら「HP」が外せない。柔軟に組み替えよう。 同じトルバドールや、パワー回復が重なるダージと組んだ場合には、効果が小さいほうのバフが勝手に消える。被らないバフを使って住み分けしよう。

ソロをする場合、「HP」「筋力・スタミナ」「防御スキル」「呪文スキル」「自己バフ」というのがよいと思う。「パワー」を外しているのは、トルバドールはソロの一戦闘中にはそれほどパワーを使わないからである。自己バフは地味だが知性と敏捷力、つまり呪文攻撃力と回避率が大きく上がるのでなかなか使える。マエストロが使えるなら「呪文スキル」ではなく「追加ダメージ」で。

「呪文に追加ダメージ発生」の発生条件は、攻撃呪文つまりDDに限らない。タウントやデバフなどの呪文でも発動する。あらゆる呪文にダメージのチャンスを与えるので想像以上のダメージを与えることがある。ただし寝ているMobに足止めをかけたら、追加ダメージが発動して起こすということも。

デバフ[]

トルバドールの使いこなすデバフは多い。 特に強力なのは、効果が大きいエンカウンター筋力・知力デバフと、レベル55から使えるようになる、エンカウンターの武器スキルと呪文スキルをすべて下げる(結果として、味方の回避率とレジスト率が上がる)古代アーツ。優先して強化したい。

他にも、防御スキル、精神レジスト、エンカウンターの英知(DoTつき)、エンカウンターの魔法レジスト(ブラッドライン・クロニクル追加呪文)を下げることができる。 ただし、エンカウンターに対するデバフは一定時間ごとにパワーを消費していく。デバフを全部いれてすべて維持していては、すぐにパワーが切れてしまう。特にレイドなどの長丁場では、どれをつかってどれを使わないか先に決めておかなければいけない。

エンカウンターに対するデバフは維持中にもう一度使うと消せる。

Mez能力[]

レベル50から持続の長い眠り呪文を覚え、周囲からもクラウドコントローラーとして期待されることになる。レベル50だと1体を寝かせたままにすることができ、レベル70になると効果時間が延びて2体キープできる。アチーブメントで再使用を早めると、ギリギリで3体キープできないこともない。自分が何体キープしておけるか把握しておくことは重要なので、よく調べておき、グループメンバーにも理解しておいてもらおう。

前線でオートアタックしたまま攻撃アーツを振るいつつMezワークするという、忙しいスタイルになるがぜひ慣れてほしい。失敗できない局面ではオートアタックは止め、落ち着いてMezワークに集中するとよい。マクロに「/autoattack 0」という行を入れて、Mezワークするときは常にオートアタックを停止してしまうのも手だ。 トルバドールのMezは精神属性なので、精神レジスト低下アーツを入れてから唱えると確実性が上がる。

クラウドコントローラーのページも参照して欲しい。またキーボードショートカットに、トルバドールがMezをするのに便利なショートカットが紹介されている。

ソロ時には1対1でもあえてMezを使い、主要なアーツの再使用が可能になるまで時間稼ぎをするのも手。やや強い敵にも勝てる…かも知れない。

短時間チャーム[]

8秒、10秒、12秒、14秒とほんの少しづつ効果時間が伸びていくチャームだが、ちゃんと命令を出すことができ、集中力は使わない。これの使い方をいくつか紹介してみる。 なおペットに命令を出す際、トルバドールのホットバーにペット行動ショートカットを置くような余裕はないはずで、また置いても重要性が低いと思われるため、ペットウィンドウのボタンをマウスで押すのに慣れればよいように思う。

  • ソロで。2体以上のエンカウンターを選んで、開幕から1体をチャーム。他の敵にぶつけ、効果時間が終わるまで消耗し合ってもらう。
  • 逃げる。敵をチャーム、後ろを向いて逃げる。チャームしたペットのデフォルトの状態は「待機」になっていて、ついてこないのだ。敵が1しかいないときはチャームした瞬間戦闘が終わるので救援要請は要らない。オートアタックは手動で止めよう。
  • 乱戦中に。乱戦になると大抵、MTがどれを倒そうとしているのか、どいつにはDoTが入っていないのか、といった状況がつかみづらくなる。寝かせても誤って起こされてしまうかも知れない。そこでチャーム。チャームされた敵はそもそも攻撃が当たらず、DoTも関係ない。仲間も攻撃できないMobが現れたのに気づくだろう。キープした敵はそのまま別の相手にぶつけてもいいし、「ついてこい」の命令を出して手元に引き寄せ、乱戦から離れたところで「待機」させておくのもいい手だ。

マエストロがちゃがちゃ[]

レベル58で覚える古代アーツ「プリシジョン・オブ・マエストロ」。説明文にはこう書かれている。

  • 詠唱4秒、効果時間20秒、再使用1分
  • グループメンバーの知性アップ
  • グループメンバーが敵対的な呪文を唱えるたび、対象に300前後のダメージ(知性でスケール)
  • 術者をデイズする

一読しただけでは使えるような使いにくいような、よく分からない印象を受ける呪文だろう。だがトリガー条件をよく見ると「ダメージを与える呪文」ではなく「敵対的な呪文」と書いてある。つまりダメージを与えなくともナレッジブックで「呪文」のページにある敵に使うアーツ、タウントやデバフでもマエストロは発動するということになる。 すでにトルバドールがデバフ、特にエンカウンターデバフを得意とすることは書いたが、このデバフは再使用時間がせいぜい2秒と早い。そして「呪文」扱いなのだ。これを利用して、マエストロで安定して大きなダメージを与える方法がある。

ホットバーに3つ以上エンカウンターデバフを並べ、マエストロを発動させたら並べたデバフのキーをがちゃがちゃと交互に叩き続けるのだ。デバフはマエストロの効果でダメージを与え、ホットキーが連打されているのですぐキャンセルされて再使用カウントがはじまる。その間に他のデバフが押されて次の詠唱がされる。3つも並べておけば詠唱が止まることはない。だいたい8~9回は安定して発動でき(詠唱ゼロで使える、エンカウンターをインタラプトする呪文も使えば1回分稼げる)、知性アップで350ぐらいまでダメージが底上げされることを考えると、エンカウンターに20秒で2800~3150のダメージを与えることができる。

呪文に追加ダメージを発生させるアリア系グループバフと組み合わせるとさらに凶悪になる。最も強いアリアの追加ダメージは知性次第だが約450、アチーブメントで発動率を30%から45%まで強化することができるので、この最高の条件下では9回デバフを撃ちこむと450×9×45%=約1823ダメージを追加することができる。 普段のトルバドールにはありえない、タンクが直接にキープしていないMobならもぎ取ってしまえるぐらいのダメージ量になるので、ヘイトの取り過ぎには注意すること。

マエストロを使う際はマクロを流して、タンクにもエンカウンタータウントなどを重ねてもらうとそちらにも追加ダメージが乗る。AEの多いシャドウナイトなどと相性がよいだろう。 2名以上のバード(ダージもエンカウンターデバフが得意)で同時に行えば、さらに破壊力は増す。 ソロでエンカウンターを蹴散らすのにも使える。しかしスタンや窒息を使う相手には注意。

禁じ手・Mezハメ[]

一般的に、ゲームで相手に一切の抵抗をさせずに倒しきることを「ハメる」と言うが、EQ2でもトルバドールはそれが可能だ。

やり方は簡単で、「~アリア」系統のバフを使った状態で、寝かせ呪文を使ってMobを寝かせ続けるだけ。寝かせを入れるときにアリアが発生するとMobにダメージが入り、起きてしまうところだが、呪文はアリア→寝かせの順で適用されるため、Mobはダメージを受けてすぐまた寝てしまう。寝かせを入れ続けるパワーを維持しつつ根気よく繰り返すことで、どのような強さのMobであっても(寝かせをレジストされなければ)そのうち倒れる。

アップデート履歴[]

GU35

  • プリシジョン・オブ・マエストロが術者を足止めしなくなった。

GU32

  • オートアタックの攻撃力がローグ(スワッシュバックラーブリガンド)と変わらない水準になった
  • 早足ソングにレベル55のバージョンが導入された
  • 弓アーツは矢を必要としなくなった
  • アリンのキーン・ラメンテーション(エンカウンターDD)の詠唱時間は3秒から2.5秒に短縮、リキャスト時間は15秒から12秒に短縮。
  • アーケイン・コーラス(対精神・神聖・魔法)、エレメンタル・コーラス(対炎熱・冷気)、パフォーマー・タレント(自己バフ)のレジスト上昇値が増えた。


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